新しい箱

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それが、分かるのは多分。 なぎでも、周りでもない。 【私】だけ。 ブーツを鳴らし歩いている女は、突然中身が変わる。 目眩で、地面が波打つけど、歩く。 繁華街の明かりがきれる頃。 私は私として歩いている。 いつもの、コンビニに寄り、いつもの、ヨーグルトを、水を買い。 そして、小さな寮の部屋に還る。
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