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また電車に乗って、
家のある駅まで戻るあいだ。
死神はずーーと僕の横に座って、
鎌を振ってる。
振り下ろす度に
ふんっ! ふんっ! て。
仕事熱心なんだなー
駅に着いたから、
今度はちゃんと教えてあげた。
これもはじめて知ったんだけど。
どうやって教えたらいいんだろうて考えて。
黒い服の袖を摘まんでみようと。
そしたら摘まめた。
滑らかな感じだった。
シルクに似てる感じ。
でも待てよ?
あ、さっき鼻ふいてやったか。
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