三日目

2/4
前へ
/52ページ
次へ
やっぱすごい早起き。 まだ5時。 部屋をウロウロしてる。 けど足音ないから一階さんには良心的。 ムリ、起きれるわけない。 テーブルには空き缶5本。 しかも500ml 飲まなきゃ寝れない環境。 「ねー、蝋燭つけてー」 ムリムリムリムリ! 布団に潜る。 あれ? 一緒に寝てたのかな。 なんか果てしない後悔。 「ねー、ねー、ねー」 ゆっさ、ゆっさ。 でもすぐ治まった。 え!?  なんか足元から入ってきた。 ズズズ…… ズズズ…… なにこれ!  すごい気持ち悪い! しかも全身鳥肌! けど、ちょっと懐かしい。 「キサマワシノ命ヲキケヌノカー」 胸元から 紫の頭がぬるり! ん? 「なんか……臭い」 逃げる頭をガシッ!て捕まえて クンクン。 「やーめーろー! 嗅ぐなー!」 逃がさん! クンクン。 ゲフッ!!! 吐きそう。 たぶん内臓破裂してる。 凄まじいボディーブロー。 まつ毛パチパチして見てる。 「死にそう?」 「……いい感じ」 んにゃーーって、首元に鼻を擦りつけてくる。 「とりあえずさ、シャワー浴びようか」
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加