死ぬ勇気のない僕に死神がとり憑いた。

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死神、落ち着いたみたい。 とりあえずベンチに座った。 ふわふわ浮きながら鎌を担いでる。 「きみ、名前なんていうの?」 するとまた空が真っ黒に。 「キサマニオシエル名ナドナイワー」 言い終わると、スーーって移動して、 野良猫に指をツツツツッて。 「ほら、やっぱ猫も怖くないんだ」 猫が指先をペロッてすると、 死神はニャぅニャぅ て 腕をバタバタした。 なんだろう…… 癒され具合、はんぱない。
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