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電話を切った途端、トレーニングを終えた真人が帰ってきた。
真人/理樹、今誰と話してたんだ?
理樹/ああ、恭介だよ。
真人/なんでこうタイミングが悪いんだよ。もう少しはやく帰ってくればよかった~
理樹/なんで落ち込んでるの!?
真人/理樹、俺を捨てないでくれ~
理樹/わかったから落ち着きなよ。
真人をなだめていると何故か鈴が入ってきた。ここ男子寮なんだけど……
鈴/理樹お前、誰と話してたんだ!電話しても話し中ってなんだ!
お前、喧嘩売ってるのか!
理樹/いやいやいや、喧嘩売ってないし、たまたま恭介と話してたんだよ。
鈴/そうか。あのバカ兄貴からだったなら許す!
なんで彼女の扱いはバカにされてる気分になるんだろうか。不思議だ。
理樹/で、鈴はなんでここまで来たの?
一応聞いて見た。
鈴/うむ。本当は理樹とサシで話したかったんだが、あのバカはなんとかならないのか?
彼女はまだ、落ち込んでる真人を指差した。
理樹/まだ、落ち込んでるよ!
真人がいない方が話しやすいなら外で話す?
鈴/わかったそうする。
こうして真人を置いて、鈴と二人で中庭にあるベンチまで行った。
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