第一章/彼女の帰還

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ベンチの前にある自販機でお茶を二つ買う。 理樹/鈴、はい。 鈴/あ、ありがとう。 理樹/で、話って? 鈴/うん。最近お前はなんか元気がないみたいだからその、気になってたから。 まさか、恭介と同じ事を同じ日に聞いて来るとは思わなかった。 だから、さっき恭介にいったことと同じ事を鈴に説明した。 鈴/うむ、そうだったのか。あたしはその話は知らなかった。 バカ兄貴にしか話してなかったのか。 まあ、お前の気持ちも彼女の気持ちもわかるよ。 理樹/うん。鈴ありがとうこんな不甲斐ないリーダーの為に話を聞いてくれて。 鈴/勘違いするなボケッ!あたしはリトルバスターズ!のメンバー以前にお前の幼馴染だ。 だから、お前の元気がないと心配なんだよ! 理樹/うん。そうだよなごめん鈴。 そして、ありがとう! 鈴/うん、わかればそれでいい。 理樹、あたしは話したかったことが済んだから帰るぞ? 理樹/うん、今日はありがとう。また、明日。 鈴/うむ。 こうして鈴と別れた。 寮に戻るとまだ、真人が落ち込んでいた。 なだめるのもつかれるので今日は放っておこう。
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