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保健室に向かうとそこには二木さんがいた。
佳奈多/直枝君。呼び出して悪いわね。
理樹/二木さん、どうしたの?
佳奈多/理由は彼女がどうしてもというから。
その子を恐る恐る見てみると制服はこの学園のものだがボロボロだった。
頭は布団で隠れていて見えなかったが
なんで僕を呼んだのかわからなかった。
理樹/二木さん、彼女は本当に僕と面識があるの?
佳奈多/それはわからないわよ。私は彼女と面識なかったんだから。
そうだよな。まさか、彼女じゃないよな~だって彼女はもうこの世にはいないのだから。
佳奈多/直枝君、そろそろHRが始まってしまうから。
理樹/あ、うん。
僕が去ろうとしたら
ベッドで寝ていた彼女が僕の腕を掴み、動けない状態となってしまった。
佳奈多/もう、仕方ないわね。担任の先生に伝えておいてあげるから早めに来なさいよ。
理樹/えっあ、うん。
二木さん、助けてくれなかったな~
で、この掴まれた腕をなんとかしないといけないんだよな~
格闘する事5分。
やっと諦めてくれた。
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