プロローグ/リーダーの卒業

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教室に戻り、式が行われる講堂に向かった。 そして、卒業式ははじまった。 在校生代表で送辞を読んだのは、やはり二木さんだった。 僕は卒業生の中から恭介を探す。 あるクラスの集団の端の方に彼はいたが見た感じいつもと表情は変わらなかった。 そして式は進行して行き、卒業証書授与でついに恭介の番が回ってきた。 教頭/3年○組、棗恭介。 恭介/はい。 校長/棗恭介殿。以下同文、おめでとう。 恭介/ありがとうございます。 そして卒業生、退場のときに真人とクドが泣いていた。 気持ちは分かるが、僕は次の式を考えていたのであまり泣くことはなかった。 そして学園側の卒業式は終了した。 そしてHRが終わり直ぐにグラウンドに向かった。 鈴/理樹、歌を練習するぞ。 理樹/うん。さっきノートに書いたから。 歌詞をみんなに見せた。 佳奈多/「高く跳べ高く空へ高く声を上げ高く蹴れ!高く声を上げいつか挫けたその日の向こうまで」 これって棗さんが書いたのよね? 理樹うん。 佳奈多/さっ時間がないから早く練習しましょうか。 真人/おう! 謙吾/はやくやろうぜ。 鈴/はやくやろう。 葉留佳/うん。 佐々美/練習ですわね。 美魚/ええ。 子鞠/練習しよう。 クド/わふ~練習なのですっ! 理樹/うん。みんなで練習だ! こうして僕等は30分と限られた時間の中で練習をした。 みんな一丸となり恭介の為に必死に練習した。
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