第一章

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「すみませ~ん!遅れました!」 「また遅刻か岩崎。次遅刻したら指導だぞ?次は注意しろよ!。」 教室に入ってすぐに担任から注意を受けたが適当に流す。 「まぁ色々ありまして。サーセン。」 その後、朝のHRが終わると俺の所に男子が二人。 「おいおい祐治ぃー!おまえ遅刻しすぎ!度胸あんなー!」 「あと一回で指導だぞ…?」 中嶋匠(ナカジマタクミ)と増田光一(マスダコウイチ)だ。 二人とは高校入学してからすぐ仲良くなった。 遊ぶときはほとんど俺、匠、光一の三人だ。 「ダイジョーブだって。要はあと一回遅刻しなきゃいいだけだろ?」 そんな俺に光一が注意する。 「そんなんじゃヤバいぞまじで!お前ただでさえテストの点低いんだからさ。」 「わーっとるわ真面目ちゃん。」 「そーいやお前ら朝のニュース見たかよ!?」 匠が思い出したようにニュースの事を話しだす。 「おう見た見た!ヤバいよなマジで!」
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