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食べ始めてからしばらく経ったとき
里佳がまた心配そうな顔をした。
「どうしたの?」
そう聞くと少し怒った顔をして、
ちゃんとご飯食べているのかと
母親のようなことを聞いてきた。
「最近お昼もほとんど食べてないし、
夜も残業で家に帰っても
まともなモノ食べてないでしょ」
確かに、お昼は食堂では麺類、
コンビニで買う場合は
パン1つぐらいで済ましてしまう。
夜も里佳の言うとおり、
夜遅くに帰ってきてご飯を作る気にもなれず、
ここ最近はまともな食事は取っていない。
「私前から少食だよ?」
そう反論してみるが
里佳の顔はますます怖くなる。
「確かに薫は前からガツガツ
食べるような子じゃないけど、
最近は食べなさすぎ!」
「うーん、最近ちょっと
食欲がなくてさ。
疲れてるのかも。」
心配かけないように、
大丈夫と笑って見せる。
そんな私を見て
里佳はため息をついた。
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