*第2章*

10/36
前へ
/274ページ
次へ
 *** 「じゃあね」 里佳とは部署が違うため いつも廊下でわかれる。 部署に向かって歩いていると、 後ろから里佳の声が飛んできた。 「薫!」 「なに?どうしたの?」 なにか言い忘れたのだろうか。 そう思い聞き返すと里佳は ふわっと笑って答える。 「今日、飲みに行こう!」 「え、でも企画書・・・」 「1日残業しなくても  薫なら大丈夫でしょ?  たまには付き合ってよ。」 最近、飲みに行ってないし。 今日ぐらいいいかな。 「わかった!   終わったら連絡ちょうだい!」 そう返事をすると里佳は 了解と言って去っていった。 .
/274ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2874人が本棚に入れています
本棚に追加