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「えーー!!美尋ってば!三浦先輩の告白断っちゃったのー?!!!」
教室中に響く、優菜子の大きい声。
5月も中頃にさしかかり、日差しの眩しさを肌で感じられるようになってきた。
そんな、うつらうつらしてしまうような天気の日、今は昼休みの終わり頃。
教室にはお昼を食べ終え、次の授業の準備をするクラスメイト達で慌ただしい。
そんなクラスメイト達の視線が、一斉に私と優菜子に向けられる。
「ちょっと、優菜子。声大きすぎ」
そう冷静にあしらう、これが私、森川美尋。
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