第5章

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結局、10時10分過ぎに着いた。 私たちの学校は遅刻すると職員室まで遅刻用紙を書きに行かなければならない。 授業が始まってることもあって生徒の姿もなく、職員室の先生もほとんどいない。 私「失礼します。」 小声で入室する。 用紙のある場所に行き記入していると… 何となく視線を感じた。 書くのをやめて視線のする方向を見た。 ぼやけて見えにくかったが多分、篠原先生だったと思う。 ここから半月、遅刻するたび、先生の視線を感じていた。 毎日、見てくれてるような気がして… 私は、いつの間にか先生のことを意識するようになった。 ん? これは、恋なのか? 違うかぁ…
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