第2章

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地元の電車が終点まで着き乗り換えの電車を待っていると後ろから声をかけられた。 「さくら。おはぁ☆」 振り返ると親友の真紀だった。 清滝 真紀(きよたき まき) 1年生の時に友達になった。 「おっ!まっきーお久ぁ☆」 いつものように挨拶した。 「ホントやね。でも、また同じクラスやで1年頑張ろうね!」 私たちの学校は、2年生から3年生へ持ち上がりなのでクラスの子も担任の先生も同じなのだ。 「うん。でも、夏から就活始まるから悩んじゃう」 将来の夢も希望もない私… 不安でたまらなかった。 「もぉ、今日から新学期が始まったのにやめてよぉー。よし、今日は、半日だから昼からパーっとカラオケ行かない?」 「イイねぇ♪昼からカラオケ行こう☆気合で半日、頑張るぞィ」 真紀とくだらない話をしてるうちに学校に着いていた。
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