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「残念だけどぉ、僕もタチだしぃ、君の思いは受け取れないかなぁ?」
ちょっと俺やな奴…かなぁ?
「…断られると、思ってました。」
「そーなのぉ?じゃあ早く上からどいてくれないかなぁ?」
さすがにこの体制は、恥ずかしい。
けど、チワワくんの力が更にこもる。
ってか手首が痛い。
「水無月さまが特別な方を作っていないのは知っています…。でも、一度でも良いから、貴方を抱きたい。」
「…っん、ふぅっ。」
噛み付くようなキス、されてる?
俺の、ファーストキスがーーーー!!
「っっやぁ!んんっ」
押し返しても本当に動かないー!
マジでやばいマジでやばいマジでやばいマジでやばい!!
大切なことなので、4回も言ってシマウマ。
「水無月さま…すごく可愛い。」
キスを何回もされ、苦しさからか涙目になっていた俺への一言。
さっきまでチワワに見えていたこの子が、狼さんに見えるのはなんで~♪
目が、完全に狩りをする肉食獣だ…
チワワくんが俺の首すじをペロリと舐めた。
「んっ…や、やめっ」
誰か、誰か、誰か、誰か…
本当に誰でもいい!
こんな所で色んな初を奪われたくない
!!
誰か、助けて…!!
「…おまえら、そこで何をしている。」
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