ダゲスタンより愛を込めて

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「敵襲!」 M16A4を構える社員に叫ばれ、わらわらと散開。緩やかな山岳地帯での戦闘だ。 「機関銃射撃を受けている!」 敵はPKMとRPK-74を効果的に使っていた。高所に陣取るPKMの支援を受けてRPK-74を持つ者が前進。 「クソ、あいつらスペツナズか!?」 先頭の敵が柔道の前周り受身の様に転がり窪地に隠れ、AKS-74を90度倒して射撃する。セミオート射撃で効率良く動きを封じて来た。 「完璧に押え込まれてます、少尉!」 銃声に負けない様に無線機に叫ぶと、直ぐに応答が有った。 「了解、狙撃する」 その矢先、M249を撃っていた男が倒れた。ボディアーマーを撃ち抜かれているが、良くも悪くも見た目の出血は少ない。
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