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「あっ!待ってくださいよ~。
おいて行くなんて土方さん、ひどいな~。」
土方の後ろをパタパタとついて行く。
「・・・うるせえ。
しかし、なんだ?ありゃ。刀傷じゃねえな。
獣のしわざか!?」
そう、先ほど死んでいた浪士はまるで噛み千切られたかのような痕かがあった。
「そうですね~。狼、じゃないですか?
ホトケさんのまわりに血のついた毛がありましたし・・・」
ぴくり。
土方の眉間にシワがふえる。
「てめえ・・なんでさっき言わねえ!」
そんな土方に、総司は笑顔で
「え?だって土方さんが帰るって言うから~」
その言葉に土方は思わずため息がでた。
・・・・はあ、こいつはこういう奴だった・・・・・
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