2人が本棚に入れています
本棚に追加
戦争終戦から3年がたった。
人間は住む場所をおわれ、機械の支配下で小さく暮らしていた。
トーキョーの中心部のほとんどを機械が支配し、中心部は高いフェンスに囲まれ、人間が許可なくはいることは禁止された。
もし無断で立ち入った場合、生きて帰ってこれないと言われている。
そのトーキョーの中心部の西側に壊れた機械の部品などが棄てられる場所があった。
そこを人間はジャンクの山と呼んでいた。
そこに一人の少年がジャンクの中で壊れた部品を拾い集めていた。
その少年はジャンク屋のディックだった。
「はぁ…今日も寒いなぁ…もう、いつ雪が降ってもおかしくないな…。さて、今日はこの辺で帰るか」
ディックは、両手に息をかけながら呟いた。
ディックはジャンクの入ったカゴを背負い、フェンスの壊れた隙間をくぐって家に帰った。
「ふぅ…疲れた。今日もいっぱい持って来れたけど、これが何の役に立つかなぁ…」
ディックは持ってきたジャンクを見てそう呟いた。
最初のコメントを投稿しよう!