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「失礼します」
面接官は、おじいさんだった。
「よく来てくれたね。ではまず、志望する部署を聞こう」
「戦闘科です」
「ほう、お前さんみたいな若い娘が、なんで戦闘科なんて志望するんだい? 」
「私は、事務や雑用よりも、前線の方が向いていると思うからです。厳しい部署なのはわかっているつもりです」
「そうか…… では、わが社への入社の動機は? 」
「正義面した自己中どもを叩き潰すためです」
「よし、採用」
決断早っ。
「いや、人手不足でね、君みたいにピースセイバーを叩き潰したいって言ってくれる人はなかなかいないからね」
そして少し区切って、
「私が退職する後に来る支部長が、いい人だといいな」
「はい、よろしくお願いします!! 」
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