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さて、橋を封鎖するために、軽く周りを壊し、人払いを済ませた直後のことだった。
「待ちなさい!! 」
凛、とした声が上がる。
来てしまった。
いないハズの『魔法少女』が。
「な、何者だ!? 」
聞いてはいけません。馬鹿がうつります。
「私は、魔法少女ファイヤーレッド!! 」
「私は、魔法少女アクアブルー! 」
うわ、だっさ。
「橋の周りでウェイクアッパーが暴れていると聞いて、隣の地区から来てみれば……」
「貴様ら、橋を破壊する気だな!? 」
「よくわかったな、魔法少女ども……」
支部長が律儀に答える。
いくらクズでも、戦闘協定はちゃんと守ってくれるらしい。
よかった、よかった。
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