私の中にあるもの

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再びドアが開くと、頬を腫らした男が現れた。 「マリィさんには冗談が効かないなー」 ヘラヘラしながら近づくこの男に苛立ちが更につのる。 「冗談抜きにここで殺してやろうか?」 私は店内に掛けてあるレイピアに指を指しながら答えた。 しかし、男はヘラヘラしながら「あはは、本当に殺されそうだ」 と言った。 私はレイピアを手にした。
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