私の中にあるもの

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店のドアが開き、1人の男が入ってきた。 「いらっしゃいませー」 口では歓迎しているが、顔が引きつっているのが自分でもわかる。 私に気づいた男は、その幼い顔に苦笑いを浮かべた。 実際に私より年下で、いつもフラフラしているこの男を私は好かない。 理由は様々だが、私がこの男を気に食わない大きな理由がある。 それは… 「やあ、マリィさん。今日はリリィちゃんいますよね?」
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