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週末とあって、まだまだ賑わう街中で酔い潰れた女一人とそんな女を支え立ち尽くす男が一人。
『…やられた。』
大樹と美香の確信犯的な行動に、過去に戻って考えなしで付いてきた自分に「おいっ考え直せ!」と言ってやりたい気持ちになった。
とりあえず、この女をどうにかしなくてはと、半分以上意識のない茉莉を抱えながら、片手をあげタクシーを停めた。
タクシーに乗り込むと茉莉の身体を座席に預ける。「はぁー。」と息を吐き出すと自分も座席に身体を預けた。
『どちらまで?』
運転手に言われ、隣をみると完全に夢の中…
『おいっ家どこだよ?』
『◎△○□☆~!?』
『…。何言ってるか分からん。』
颯太郎は頭をがくっと下げ、仕方なく自分の住所を告げるのだったー。
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