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「でも、僕のせいだよね…」
ごめんねとソファーの前にうずくまるみかさに、手を伸ばして抱き寄せた。
「みかさのせいじゃない。俺が悪いんだから」
「ごめん…っ」
「…とりあえず、落ち着けよ。んで、俺の話聞いて?」
背中をさすりながら出来るだけ優しい声で問いかける。
今度は本当に落ち着いたようで、俺に体を預けてきた。
静かになったところで俺は話し始める。
「俺さ、いっつもヘラヘラ笑ってたじゃん」
頭が縦に揺れるのを確認して続ける。
「…昔、信用してた奴に…」
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