鬱鬱ウツウツ、小柴みかさ

5/23
433人が本棚に入れています
本棚に追加
/129ページ
「あとはお前らだけだぞーいちゃいちゃすんなー」 藤先生の声がしたので大人しく列に入る。最後のは無視。 ここに居るのは大体200人くらいかな。広い体育館では少なく見えてしまう。 そしてみんなが静かにし始めた頃、あのとき打ち合わせをした高田先輩が詳細を説明していた。 種目はバスケとフットサル。 全クラス総当たり。フットサル、バスケの順で午前と午後に分けて行われる。 説明も終わりに差し掛かっていたときだった。 全員が振り向く程の大きな音が、一つ。 扉を乱暴に開けて入ってきた人物によって、水を打ったように静まる体育館。 当人は何故見られているのか分からないといった様子で、自分のクラスを見つけると走ってその場に行く。 「何でみんな助けてくれなかったんだよ!!」 この空気を物ともしない度胸は尊敬に値すると思う。
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!