プロローグ

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 一方その頃。 「犯人どこだー!」 「何か知ってる人いませんか!?」 「…………チッ」 慌ただしい中、ある一人の教師が派手に舌打ちをした。 「不機嫌ですね、灰川先生」 「そりゃ不機嫌にもならぁ」 灰川 大志-ハイカワ タイシ-36歳。 ちょっと一昔前のオジサンみたいな話し方が特徴的。 「そう言えばネット取り付けたの先生でしたよね」 「秋川ちゃんよォ、知ってるなら不機嫌ですねとか言うなや」 「ふふ、すみません、面白そうだったのでつい」 秋川 世美-アキカワ ヨミ-中学二年生。一見クールだが実は猛烈な腐女子。仲間でさえも時々着いていけない時がある。 「オイオイ……あ、てか、秋川ちゃんは何でここに居んの?」 「あぁ、それは、これから……」 「待たせたな諸君!」 「あっ、来た!」 「俺らが来たからにはもう安心だ!」 「……誰?」 「……えーと、ブルー、知らない人も多いみたいだし、一応自己紹介しとこ?」 「ああ、それもそうだな」 「なんかグダグダな人たち来たww」
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