プロローグ

12/12
前へ
/35ページ
次へ
「僕からやるね!……国語を司る炎の戦士、国語レッド!」 「数学を司る水の戦士、数学ブルー!」 「理科を司る森の戦士、理科グリーン!」 「社会を司る星の戦士、社会イエロー!」 「英語を司る藤の戦士、英語パープル!」 「なんで一人だけ藤?」 「これ以外出て来なかったの、本人悩んでるから言わないであげて」 「5人あわせて!」 「五教科戦隊〇〇ジャー!!」 「……………………」 「……決まった……!」 「……………………あ、何か聞いたことある」 「何こいつら、痛々しww」 「痛々しいとは失礼ね!レッド様に失礼でしょ!」 「あ、世美っち!」 先程現れた秋川は、レッドファンクラブの会長だ。 「あー、秋川ちゃん目当てはレッちゃんか」 「えへへー」  話がそれたが、お気づき頂けただろうか。 先刻の赤山あたりの発言を思い出して頂きたい。 「よーっし、五教科戦隊〇〇ジャー、出動!」 「おーっ!」 ……お分かりいただけただろうか。 そう、彼らこそが、この微妙な知名度の伝統・『五教科戦隊〇〇ジャー』の正体なのだ。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加