「女」は「男」

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 男女の苦悩は男として生きた私ですから、総てが解る わけでは有りませんが私にとって「左利き」の弊害は、 それに似たものが有りました。 この世の大半は、「右利き」です。 国語の時に文字を書くのは右手用であり、ハサミなども 右手用で左の手では上手く切れず、よく怒られました。 私は、母に箸の持ち方も右手に直されました。 「行儀が悪い。」と言われてのことです。 何もかも人数の多さによって、常識非常識が決められていた 一昔前の事ですが今も少しは残っていると思います。 大量生産のものや電化製品は、殆ど右手用です。 少人数の変わり者が認められず苦しめられてきた人達が いたのです。それらを当時は認めず最近になって今度は、 勝手に病名などをつけて病気扱いしているのです。 これまた偏った勝手な言いぐさであると私は思います。 言われた方も慰められたくて、直ぐに信じてしまいます。 それだけが原因では無いケースもありますが一つの要因と 考えられるのではないでしょうか。 もう一つ子孫を残すのは、男女の決まりですが好きになるのに 男女を決めつける必要は無いのではないでしょうか? 好きになり相手を思う気持ちに、男女を分けて決めなければ 成らないとなると、そこには「子孫繁栄」を取り除くと存在 価値がありません。基本にそれを置くからややこしいので あって、ごく普通に人を好きになる事に「男女」は関係させる 必要性はないと思います。私自身出来ませんが、それこそ 人それぞれでしょう。 しかしながら、人間である以上「子孫繁栄」を忘れては いけないことも事実だと思います。
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