「男」と「女」

7/12
前へ
/37ページ
次へ
 生物として産まれてくることと、生物として生きて いくことは少し違っていると私は考えます。特に人類は、 思考という優れた能力を発揮し最先端の技術力と高度な 開発力で文明を発展させ、本来の生き物としての本能をも 支配しようとしています。 素晴らしいと賞賛する一面と過酷すぎる社会のモラルに不安を 抱いている一面とが何時も頭の中で駆け巡っています。 産まれた時に誰しも恥ずかしいなんて考えて無かったと 思います。先ず、何も覚えていませんし無防備です。 いつの間にか、「裸」という物が恥ずかしく隠すという 行動へと変わっていきます。そのままでは無く、他を意識し 他と比較しそれによって生まれる感情が人類の生きると言う ことでは無いでしょうか? それが、極度な方向性と スピードで今の社会を振り回し、振り回されているのでは ないかと不安になります。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加