「男」と「女」

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 感情とは、脳裏にうごめく心の表現でしょう。 しかし、この感情を上手くコントロールしようとすればする ほど深みにはまり収拾がつかなくなり操縦不能で墜落して しまうという結末を最近よく眼にします。 失敗を怖れ、間違いを怖れ、社会批判を怖れ、 社会を怖れてしまう。そんな理不尽な現象を着実に積み上げて いる事に疑問も持たずただ、見守ることが正義と口を閉ざす 今の社会に益々の不安は募るばかりです。 人類の大事な感情は、何時から狂い始めたのでしょう!? 私の推測ですが、女性が社会の担い手であると声高々に 言い始めたころだと思います。 虐げられた女性の人権を取り戻すためにと、運動団体などが 活躍する背景で脈々と力を付ける「モラル」という怪物が この世に、はびこり自由を奪い窮屈で息苦しい社会へと 毒牙をまき散らしていると率直に思います。 女性の人権は、守るべき物であり大切にされる物であることは 当然であります。虐げられる理由など一つもありません。 それらの確立は絶対獲得すべきでしょう。 それらは、個人という概念では無く未来の希望だから なのだと私は思います。 決して、男も女も同じ人間だからというくだらない 嘘にとらわれずお互いの違いをもう一度確認しお互いに 助け合うべき生き物である事を自覚するべきだと思います。 「差別」ではない、「区別」を理解するべきであろう事は 薄々判っている人達も当然いるはずなのですがあの怪物に よって憤慨されているのもまた事実です。
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