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黒い穴に落とされたサクは目を覚ますと見知らぬ森にいた
青々と茂る葉が美しい森には動物の声が響く
サクは立ち上がり周りを見渡すが人の気配は無い
「ここ何処?あ、あの自称神に落とされたんだ」
サクは気を失う前を思い出した
自称神に最強の能力付けられて異世界に落とされた事となんかすごく喋ってたと
「最強の能力って言ってたな、試してみよう」
サクは立ち上がり走る、走るスピードはまるで風のように速く、長く走っても疲れない
「おぉ‥すげぇ‥」
少し感動してサクは近くの岩を軽く殴って見ると粉々に砕けた
手も痛くないとまた感動するサクはパアッと顔を輝かせて声高らかにこういった
「よし、開拓して家と畑をつくろう
そして、○ASH村作る!!」
サクはあの番組に憧れていた
サクは意気揚々に走り出し、村を作る場所を探し始めた。
その際、走るサクに魔物が数匹はねられてしまった
数分程走ったサクは森の少々開けた場所で止まる
「おぉ!村に良さそうな所発見!!」
岩が転がっているその場所は広さ、平地、川、泉からの近さと暮らしには良いだろうその土地
「んー‥‥でも土がちょっと心配だけど、肥料や工夫すればいけそうだな」
サクは土を少し掴み、そう言うとまずは身近にあった大きな岩を退け始めた
これがサクの村作りの最初の作業である。
そして数日立ったある日
「さって、あいつの様子でも見るかっ、なにこれぇぇぇぇ!!?」
神は自分のシナリオ道理にギルドに入り活躍しているであろうサクを思い浮かべながら世界の水晶を覗く
が、そこには家を建てているサクとその周りの魔物に分類される亜人がいた
亜人だけではなく精霊や魔女までいるその光景は異常だがサクとその周りの雰囲気は和やかだ
「これ、どういうこと?なんで、俺のシナリオは魔物を倒しまわってギルドでも一目置かれる事になるのに、なんでこんな」
神はすぐさま水晶を元の場所に置いて走りサクの元へと降りた
この時、神は思わなかった。
これからサクという男に振り回される事になるとは
そしてサクが降りた瞬間に世界が変わり始めていた事も
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