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「あーあ、こわれちゃった」
白い服をきた男がそういって見るのは丸い球
球には炎により燃やされた城とこちらを睨みつける少女
「あんた!なんでこんな事を!!」
「決まってるじゃん」
白い服の男はニコリと笑う
「俺がお前に飽きたから」
パチンと指を鳴らし、球を破壊する
「キャァァァ‥‥」
少女の悲鳴は小さくなっていきやがて聞こえなくなる
この男はこの光景に慣れているためなにも思わない
「ククク‥‥意外と早く飽きたなぁ‥‥今回は」
男は笑うと棚から新しい球を持ってくる
「次はこの世界に異世界の人間を送ってやろう!そうだな今度は最強の力を与えるんだ、そしてそいつが世界をメチャクチャにする!」
男はまるで物語を作る作家のように紙にペンで文字を書く
「無限に湧く魔力、全属性の魔法力、そしてどんなものでもかなわない強靭な肉体‥‥!」
男はうっとりとした表情で書いた紙を見る
「完璧だ‥‥さすが俺、あとはこの能力をつけるやつ‥‥‥‥お!」
男の目にある球が映る
「そうだ、こいつにしよう‥‥」
男は歪んだ笑みで球に映る男を見ていた
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