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しょうがない
こっちはただのタクシー代わりかもしれないが、やれるだけやってやるさ。
そう、他の男達が
自分にはなびかないと気づいて離れていくまで。
あと20分も走れば彼女の家に着く。
「綾」
「ん?なぁに?」
「お前、そろそろ落ち着く気はないのか?」
「え、どうしたの?純。
いきなり。
そりゃね、コレって人がいたらそうするわよ。
でもね、まだダメみたい。」
まだ…
遊び足りないってことか
しかし、ダメ元で言ってみるか。
「綾、お前がどんな奴を選ぶのかはわからないけど
コレだけは言っておきたい。
お前の返事を聞きたいわけじゃない。ただ知ってほしいんだ。
お前が望むなら、
ずっとそばにいて
どんなことからも守ってやる。
お前を愛してるんだ」
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