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「パパー聞いて、聞いて」
ソファーでくつろいでる俺の元に陸がウキウキ顔でやって来た。
やたらご機嫌の陸。嬉しい事あったか?
「ん?どした?」
ソファーから起き上がり、陸の頭を撫でる。
つーか。
なんだか最近。
陸がめちゃくちゃ可愛いく思えてしょーがない。
こんな気持ち、昔はなかったのに。
陸を実家に預けて仕事行く時も。
寂しくてしょーがない。
なんだ、この感情?
「あのね、今日アミちゃんっていうお友達できたの」
えへへと嬉しそうに笑う陸に、自然に俺も笑みがこぼれる。
「良かったな、陸。今度うちに連れてきな」
わしゃわしゃと陸の髪をかきまぜる。
「うーん、でも・・・」
そこで言葉を濁す。
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