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「ね、今日どう?」
厚化粧の香水臭い女が猫撫で声ですり寄ってきた。
ここは、俺の行き付けのバー。
薄暗い店内の中、目立つのはカップル。若しくは、一人で飲んでる女。恐らくナンパ待ちだろう。
そんな客がゴロゴロいる。
そんな中、俺は一人でブランデーを煽っている。
ここにいる奴等なんて誰一人とて俺がバツイチで子持ちとか知ってる奴なんか、いやしない。
現に、一人の女が俺の方に手を乗せて猫撫で声で話かけてくる。
・・・ほっとけよ。
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