空の彼方で君を想う

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あなたの視界に私を入れてくれたこと。 とても嬉しくて、そして、悲しくて。 今となっては、わからないのよ。 どうしてか、どうしても、私にはわからないの。   『君は強くなりなさい』 あなたはいつも言っていたね。 頭を撫でて、儚く微笑みながら。 口癖のように、諭すように、私を射抜くように。
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