目覚め

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そう言われてロキは小さいビンを手渡され、その中身を一瞬見てすぐに飲み干した。 「世界のためになるの?僕の中に眠ってる力ってどんな力なの?」 「あらゆる物を自在に操ることができるんだ。その能力で犯罪者達を捕まえることができるんだ。よし今からお前の力を目覚めさせるぞ!目を閉じたままで絶対しゃべるなよ!」 男はそういって呪文のようなものを唱え始めた。 その時、ロキは体の異変に気づいた。何処からか力が湧いてくるような感じがした。 呪文を唱え終えた男が 「何か感じたか?」 「体の底から何か湧きでてくる感じがした。」 「両手を合わせてみろ!」 ロキは言われた通りにしてみた、すると指と指の間に電気のような物が流れた。「っえ?っん!?あれ!!?確か物を動かすことしかできないんじゃ!?」 「う~ん、お前は雷の能力も眠っていたようだな。」 男そう言って黙ってしまった。 ロキはなぜか二つの能力が目覚めたのだ。
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