1人が本棚に入れています
本棚に追加
~~~~~~~~~~~~~~~
特に重要な話はなくただ時間が過ぎホームルームは終わった
さて、買い物だが・・・
「さぁ玄くんよ!買い物に行こうではないか!」
やっぱ来ますよね
「元気だな~結衣は」
「玄が元気ないだけだよ?」
「いや・・・あ~、めんどいからいいや。んじゃ行きますかね」
俺はそういいカバンを持ち、結衣と共に教室を後にした
「そういえばお前今日は部活ないのか?」
「ないよ~」
「そっか。ならいいや」
それからも他愛の無い世間話をしながらスーパーで買い物をしてると唐突に結衣の携帯が鳴った。
結衣はそれに「ちょっとごめんね」といい電話に出て、少しすると電話が終わった結衣が戻ってきた
「なんか用事か?」
「ううん」
「ならどうした?」
「お母さんからの電話」
「おばさんから?」
「うん」
「なんかあったのか?」
「うん。実はお母さん達今日は家に帰れなさそうらしいの」
「仕事か?」
「そうらしいの。なんか忙しいんだって」
「ということは今日はお前一人ってことか?」
「そーなるね~」
「飯は?」
「家にあるものなにか食べるか出前でも頼みなさいって言ってた」
「ふ~ん」
「えっ!?人に聞いといてその反応はないんじゃない!?」
「買うものは揃ったしレジでも行きますかね~」
「無視するな~!」
俺は心の中でため息を吐きながら会計を済ませてスーパーから出た。
結衣はグチグチ何かいいながらも俺の後をついてきた
商店街で買うものも買い、帰路の途中にファミレスがあり、ちょうどいいので俺が入ろうとすると
「え?なんで入るの?」
と、聞いてきた
「晩飯を食うからに決まってんだろ。時間が時間だしな」
今の時間はちょうど18時30分であった
「なるほど~」
「ということで入るぞ結衣」
「え?私も?」
「当たり前だろ?」
「でも私そこまでお金持ってないし・・・」
「そこは俺の奢りだ。今日買い物に付き合ってくれたお礼だ」
それに、と付け加える
「今日親居ないんだろ?」
「うん」
「だからだ」
「え?ちょっと意味が・・・」
なかなかいうことを聞かないので彼女の手を引き、半ば無理やりに連れてくことにした
手を握った瞬間結衣は反抗をやめ、黙って誘導に従った
最初からこうすれば良かったな、と心の中で思った
最初のコメントを投稿しよう!