第一章

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~~~~~~~~~~~~~~~ 特に重要な話はなくただ時間が過ぎホームルームは終わった さて、買い物だが・・・ 「さぁ玄くんよ!買い物に行こうではないか!」 やっぱ来ますよね 「元気だな~結衣は」 「玄が元気ないだけだよ?」 「いや・・・あ~、めんどいからいいや。んじゃ行きますかね」 俺はそういいカバンを持ち、結衣と共に教室を後にした 「そういえばお前今日は部活ないのか?」 「ないよ~」 「そっか。ならいいや」 それからも他愛の無い世間話をしながらスーパーで買い物をしてると唐突に結衣の携帯が鳴った。 結衣はそれに「ちょっとごめんね」といい電話に出て、少しすると電話が終わった結衣が戻ってきた 「なんか用事か?」 「ううん」 「ならどうした?」 「お母さんからの電話」 「おばさんから?」 「うん」 「なんかあったのか?」 「うん。実はお母さん達今日は家に帰れなさそうらしいの」 「仕事か?」 「そうらしいの。なんか忙しいんだって」 「ということは今日はお前一人ってことか?」 「そーなるね~」 「飯は?」 「家にあるものなにか食べるか出前でも頼みなさいって言ってた」 「ふ~ん」 「えっ!?人に聞いといてその反応はないんじゃない!?」 「買うものは揃ったしレジでも行きますかね~」 「無視するな~!」 俺は心の中でため息を吐きながら会計を済ませてスーパーから出た。 結衣はグチグチ何かいいながらも俺の後をついてきた 商店街で買うものも買い、帰路の途中にファミレスがあり、ちょうどいいので俺が入ろうとすると 「え?なんで入るの?」 と、聞いてきた 「晩飯を食うからに決まってんだろ。時間が時間だしな」 今の時間はちょうど18時30分であった 「なるほど~」 「ということで入るぞ結衣」 「え?私も?」 「当たり前だろ?」 「でも私そこまでお金持ってないし・・・」 「そこは俺の奢りだ。今日買い物に付き合ってくれたお礼だ」 それに、と付け加える 「今日親居ないんだろ?」 「うん」 「だからだ」 「え?ちょっと意味が・・・」 なかなかいうことを聞かないので彼女の手を引き、半ば無理やりに連れてくことにした 手を握った瞬間結衣は反抗をやめ、黙って誘導に従った 最初からこうすれば良かったな、と心の中で思った
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