アタシがBOSS?

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必要あるのか?という位に豪華なセレモニーも終わり、いざ稼動。 というところで、局長に呼ばれた。 「ルカ。お前『チーフ』やれ」 「は?」 「ここのチーフをやれと言ってるんだ」 これは冗談なのだろうか。 「それって、普通はもっと前に内示とかするような類のものですよね?」 お前、日本人だなぁ。と局長が笑った。 「局長の俺が、お前がチーフと言ったらその場で決まりだ」 そうか、この人(アメリカ)本土の人だった。 「は…はぁ」 「返事は?」 「Yes,my Boss.」 「よろしい」 じゃぁ。あとは任せるからと言い残して去っていった。 考えること数分。 えぇぇぇぇぇぇ? ちょっと待って。 何?アタシが現場まとめるの? 確かに開設準備から携わってきたけど、いきなりすぎじゃない? そこに弟のインがきた。 「何パニック起こしてるの?」 「いや、ボスがアタシに『チーフ』やれって」 「ん?俺も適任だと思うけど」 「だって、そんなこといきなり言われても困る」 「決まったモンは仕方ない」 と笑った。 「おーい。俺達のBOSSが決まったぞー」 インが局員たちに向かって言った。
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