プロローグ

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その後大佐から詳しい説明を聞いて私は日本へ赴く事になる。 信頼する大佐からの命令であるから日本行きを承諾したが、他の者からこの話を聞いていたらおそらく断っていたかもしれない。 それほど突拍子もない話だった。 大戦末期に大佐の部隊が日本軍と交戦した時の話から始まった。 大佐の部隊は日本軍より物量も兵数も圧倒的に上回っていた。 部隊は作戦開始前から楽勝ムードが漂っていたという。 しかし作戦が開始され日本軍との交戦が始まって数週間経っても思うような戦果があがらなかった。 寧ろ苦戦を強いられていると誰もが感じていた。 この頃に部下から大佐に上がってくる情報が当時の大佐にはとても信じられない話しだったという。 最前線の兵士曰く日本軍の中には素手で人間を引きちぎり戦車を刀で切る者がいるらしかった。 己の命を省みず徹底して抵抗してくる日本軍の兵士に恐怖してあり得ない話が出てると大佐は感じていた。
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