プロローグ

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アメリカ陸軍本部はこの調査を行うには実際に人外と接触した人間が適任だと考え私に白羽の矢がたった。 私自身もあの人外が何だったのか興味があったので快く引き受けた。 そして私が指揮官となって半年後ナチスドイツが降伏した。 この事が私達にとって驚くべき情報をもたらす事になる。 我々アメリカ合衆国はナチスドイツ降伏後にドイツ本国に入り様々な情報を手に入れた。 その中に日本軍にいた人外達の情報も数多く出てきた。 大日本帝国と同盟国だったドイツは秘かに人外の秘密を探る為調査団を日本へ送り込んでいた。 ドイツの調査資料によるとあの私達の部隊を一人で襲ったような人外を"鬼"と呼んでいた。 この鬼の一族は日本国内でも極少数しかいないとあった。 そして、鬼と呼ばれる一族は外見だけではなく中身も人間そのものだという。 そして私の目の前に現れたような強力な力を持つ鬼は、日本の中でも極少数の鬼一族の中で少数の存在しかいない。 また鬼と呼ばれる一族がどういう経緯で日本に現れたかは不明だが遥か古代から日本にいることは確かだという。
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