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見渡す限り、すべて草原 しかし、一本だけ存在感がある桜の木があった 風が吹き、その桜の花びらが散ったとき、少年が一人ぼっちで呟いた 「もう、あの時から7年経ちますね。 僕は貴女を決して忘れていません」 風が少年の前髪を揺らす そしてどこか悲しそうな笑顔で、 「行ってきます。お母さん」 次の瞬間、強い風が吹き、少年は最初から居なかったかのように消えた
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