キセキのおこり

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ある日の事。 僕は外を散歩していた。 外は闇に包まれていて、常に夜の世界だ。 太陽が恋しいと思う能力者はあまりいない。それもあり、この世界に太陽を創らなかった。 草原みたいな所を歩いていると ガサッ 音がした。 珍しく人がいるな… そう思いながら音がした方へ行ってみると、知ってる顔が見えた。 そう。人間…僕の幼なじみが…音がした所にいた。 ここは虚像の楽園だ。人間がなぜここに紛れている? 「あなたは…?」 暗くてよく見えないけどぼくは見えた。 懐かしい幼なじみの顔が見えた。 どうしてかな?真っ暗なはずなのに… それに頬を何かが流れている。 「…お…おうか…?」 「あたし全然なにも見えなくて…あたしのこと、知ってるの?」
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