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しばらくたった時…
僕が桜花に会いたいとねがって5日位たった時の事だった。
ここでは下界とは異なり、仕事もない。
でも僕にはやらなくちゃいけないことがいくつかあった。
今日しなければいけないことは今下界にいる能力者の確認だった。
この世界を創ったのは他でもない僕だ。
だから責任者としての義務もここには一応あり、この世界の管理は僕が随時行っている。
能力者の確認は簡単なことだ。
10日に一回あるこの確認は、そのうちに生まれた能力者の記憶にこの場所と結界の抜け方を刻み込むだけだった。
しかも、能力者は半年に二人生まれればいい方だ。たいていは死産となるため、人数が増えない。
それはそれでいいことだった。
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