なんてことはない俺たちの日常

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† 時刻は17:10。夏のためまだそんなに日が落ちていない。ワグドナルドから家へ移動した俺たちは、五時の鐘と同時に家を出た。 家を出てからしばらく歩いたところの十字路にさしかかり、そこで俺たちは一旦立ち止まった。 「明日からテスト休みか~、何する?」 なんの考えも無しに言っちゃったけど、まさか俺の家にくるなんてことはないよな。 「俺は別になんの用事もないから明日も春馬の家っていうのはどうかな?」 「別に俺はいいよ、他に面白そうな所ないし」 いや、さすがにあいつらでも二日連続で人の家になんか来ないだろうし、今度は瞬の家あたりにでも行くのかな。 そろそろあいつらも考えまとまっただろうしな。 「 で、どこ行くか決まったか?」 「ああ、久しぶりに神田さん家に行こうかと思ってるんだが……どう思う?」 神田山地?どこだよ。まあいいけど。 「そうかちゃんと準備して行かないとな。ちょうどいいや、山行きたいと思ってたし」 「山?まあよくわからんが、朝8:00に春馬の家で」 朝8:00か。今日は早く寝ないと。 「じゃあ、俺はこっちだから」 「あ、じゃあまた明日なー」 「気をつけて帰れよ」 隼人の家の方向にあるスーパーに用があるので、俺と隼人は右へ、瞬は左へ向かった。
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