なんてことはない俺たちの日常

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~明石 瞬side~ はぁ。なんで俺だけこっち方面なんだよー。あいつらばっかりなかいいじゃんかー。さみしいなー。 あ、明日も春馬の家に行くのならポータブルゲームでも持ってかなきゃな。あぁ、でも暑いからプールにでもいこうかなー。そうしよう! とりあえずあの二人に水着もってこいって伝えないとな。 二人に伝えるべく振り返り大声をだす。 「おーい!春馬~!隼人~!!」 声が届いたらしく、あちらも振り返る。 「なんだー?忘れ物か~?」 まったく、なんで忘れ物をしなくちゃいけないんだ。 「明日~、プール行くから~、水着用意しといておけよー!!って後ろ~~~っっっ!!!」 最後は一際大声をあげた。 理由は明白。道のまんなかを歩いていた二人の背後に白いワゴン車がかなりのスピードで迫っているからだ。 頼む!気づいてくれ!! しかし、俺の願いは届かず二つの塊は宙を舞った。
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