大切なものを探しに

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「兄さん、借りるわね」 私は机の前の椅子に座った。 そしてお話を読み始めた… ――――――――――――――  見渡す限りずーーっと広がる荒れ地のなか、バイクに乗った1人の青年が駆け抜ける。 青年は旅をしていた。 ひとりなら気楽でいい。 そう思って始めた旅だ。 退屈はしていない。 ただ少しだけ寂しさを感じる今日この頃だったりする。 ――――――――――――――
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