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「○○! ・・・。ちょっと相談したいことが・・・。」
「おう。なんだ? 言ってみ。」
あぁどうしよう。相談しようと思って声かけたんだけど。
こいつなら
言いふらした
りしないだろうけど、
こんなこと 言って
避けられたりしないかな?
でも、どうしたらいいのか
分からない。・・・。
「―-っい おい 何なんだよ?」
「あのぉ~・・・。えっと、ボク
男子が・・ あの先輩が すきになっちゃったんだっ!!」
思い切って告げたその言葉に、友達は
何も言わず
嫌な顔して 帰って行った。
翌朝。
ヒソヒソ 僕を見て 笑う声
嫌なものを見たと 離れていく 人 人 人・・・。
そのなかに、今まで親しくしてきた友人が 混ざっている
と 気づいたときは 何も考えられなくなった。
もしかして・・・。やっぱり。いや でもそんな。
嫌な予感がする。やっぱり、黒板に何か、書いてあったりするのだ
ろうか?
教室に入ると、案の定 いろいろとされていた。
「ホモ。キメーんだよ。消えな。死ね」机や黒板が埋め尽くされる
ほどの字の羅列。
そして、あいつは・・・。
ボクに水をかけてきた。
「きたねえ。こっちに来るな。まさかとは思ってたけど、ほんとうにホモだとはな。俺たちも、かっこいいとかっておもわれてんのか? マジでないわ。それに、etc・・・」
やっぱり、こいつだったか。そうどこか冷静に分析していると、
「なあ、愛人。おまえこの様子じゃあの話 本当みたいだな」
聞こえてきたのは、だいすきな 初恋の相手。先輩の声
「愛人、オレ そういう趣味ないから。好きとかって男から見られ んのは正直言って、気持ち悪い。
もう、友達とか先輩とかそういうのも やめてほしい。しゃべり かけないでほしい。オレ達いい 先輩 後輩 だと思ってたのに
ざんねんだよ。 じゃ」
バイバイ。 と先輩はボクをあざ笑うような 憐れんでいるような
僕の大好きな 微笑みのような そんな笑い方をして。
去って行った。
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