紅荘

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「え?」 声がしたほうへ つまり上を見上げると 「ちょっとそこどいて―――――――――――!!  危ないよ――――――――――――――――――!!」 「え? え?」 何かが窓から飛び出してきた 太陽でよく見えないが、人だ 「え ちょ  え え!? そこ3階じゃ!? え えええ え!?」 その人は俺のすぐ横で両足からきれいに着地した 金髪にジャージ・・・・ 「ごめんね――大丈夫だった――――?」 「あ だ・・・大丈夫です・・」 「ん? 見かけない顔だねぇ 大きい荷物ってことはもしかして新しく入寮する人達かな?」 「そうですけど・・・」 「やっぱり!! ちなみに俺ここの住人なんだよね!!自己紹介したいところなんだけど急いでるからまたあとでね!! じゃっ!!」 「え」 金髪ジャージの人物はすごい速さで走って行ってしまった 「なんだったんだ今の」 「こっちが聞きたいよ・・・・」 あんな一方的な会話は生まれて初めてだ・・・・
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