俺の日常

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―教室の放課後― 天村「ねぇ。今日一緒に帰ろう!神崎の家でゲームやりたいし。」 元気良く天村が言うと、女子生徒がキャー!!と色めき立つ。 東堂「俺もお前に勉強を教えてもらいたい。今日は部活はない日だからな。」 東堂が言えば、惚れ惚れとする女子生徒 。 神崎「いや。俺は用意があるから、今度にしてくれよ」 俺が断ると冷たい目で見ながら、 女子1「天村君達が誘ってるのに、何断ってんのよ!」 俺だけに聞こえる様に言うなよ。うるさい奴らだな。 神崎「用事があるからって、 言っただろ。」 女子2「あんたの用事なんてたいした事無いでしょ!天村君達を優先しなさいよ。」 また勝手な事ばかり、でもここで反論しても時間の無駄。 長年天村と東堂に付き合えば、こんなトラブル日常茶飯事だ。 教室内に居る男子生徒の冷たい目線が(早くどこかに連れて行け)と言っている。 俺に味方はいない。 神崎「早く帰ろうぜ。」 天村達に帰りを促す。これ以上教室には居たくない。文句も聞きたくない。 俺達が帰り支度を終えて、帰ろうとすると、女子生徒達が立ち塞がり、 女子3「私達も途中まで一緒に帰ってもいい?」 可愛い声をよく出せるな。俺には悪魔にしか見えない。 天村「いいよ。みんなで帰った方が楽しいからね。神威も雅也もいいでしょ。」 東堂「俺は構わない。」 神崎「分かったから。行くぞ。」 そして居心地が悪い教室から 出た。天村と東堂は女子達と 話しが盛り上がっていた。 俺は無視され、会話に入っていない。俺は毎日こんな感じで巻き込まれる。普通の日常を送る事が長年の俺の願いだ。
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